心理学用語

埋没費用

埋没費用とは、事業や行為に投下した資金・労力のうち、事業や行為の撤退・縮小・中止をしても戻って来ない資金・労力のことである。英語表記をそのまま音写してサンクコストともいう。

例えば、新規事業に参入するために1億円の投資をしたが、市場の変化により、参入を断念した場合、その1億円は埋没費用となる。また、新しい商品を開発するために1年かけて研究開発を行ったものの、市場の需要がなく、商品化を断念した場合、その1年間の研究開発費も埋没費用となる。

埋没費用は、意思決定に影響を与えない費用である。すでに支出済みの費用であり、それを回収することはできない。そのため、将来の意思決定を行う際には、埋没費用を考慮しないことが重要である。

埋没費用を考慮した意思決定をすることで、事業や行為の収益性を向上させることができる。例えば、埋没費用を考慮しないで、新規事業に参入した場合、参入後に事業がうまくいかなかった場合に、損失を大きくしてしまう可能性がある。しかし、埋没費用を考慮して、参入前に事業の成功確率を慎重に検討することで、損失を最小限に抑えることができる。

また、埋没費用を考慮した意思決定をすることで、経営者の意思決定の質を向上させることができる。埋没費用を考慮することで、経営者は、事業や行為の収益性やリスクをより正確に把握できるようになる。そのため、経営者は、より合理的な意思決定を行うことができるようになる。

埋没費用は、事業や行為の意思決定において、重要な考慮事項である。埋没費用を考慮することで、事業や行為の収益性やリスクをより正確に把握し、より合理的な意思決定を行うことができるようになる。

参考URL:

埋没コストとは - ウィザーズプラス|利益創出コンサルティングウィザーズプラス|利益創出コンサルティング


Copyright(C) 2012 心理学用語の奥深さ All Rights Reserved.