心理学用語

セルフコンパッション

セルフコンパッションは、自分自身を思いやり、いたわることです。これは、自分を否定したり、批判したりすることなく、自分の感情や経験を受け入れることであり、自分自身を慈しみ、愛することです。

セルフコンパッションには、以下の3つの要素があります。

* 共感: 自分自身に対して、他人に対して共感するように、思いやりの気持ちを持つこと。

* 受容: 自分の感情や経験を、正しく認め、受け入れること。

* 温かさ: 自分自身に対して、親切や温かさの気持ちを持つこと。

セルフコンパッションは、心身の健康にさまざまなメリットをもたらします。たとえば、ストレスや不安の軽減、自己肯定感の向上、回復力の強化などに役立つことが研究で示されています。

セルフコンパッションを実践するための方法はいくつかあります。たとえば、以下のような方法が挙げられます。

* 自分の感情を認める: 自分の感情を否定したり、批判したりせず、ありのままに受け入れる。

* 自分自身をいたわる: 自分自身を責めたり、罰したりせず、優しくいたわる。

* 自分自身を励ます: 自分自身に、励ましの言葉をかけてあげる。

* 自分自身を大切にする: 自分自身を大切にする行動をとる。

セルフコンパッションは、すぐに身につくものではありません。しかし、繰り返し練習することで、徐々に身につけることができます。セルフコンパッションを実践することで、自分自身をより大切にすることができ、より充実した人生を送ることができるでしょう。

参考URL:

心理学ワールド 87号 「あるがまま」の心理学 セルフ・コンパッションと「あるがまま」 | 日本心理学会


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